髪の毛はどうやって染まるの? 発色の仕組みとは?

髪の毛
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こんにちは!

オキラク美容師ありさです!

みなさん髪の毛ってどうやって染まるのか

発色の仕組みってご存知ですか?

全然知らないです。

気にしたことなかったけど、

仕組みを知れたらもっと髪の毛の色持ちとかを、よくできそうな気がしますね!

そうなんです!

カラーの色持ちに関してはまた別記事でご説明させていただくのですが、

今回は、髪の毛はどうやって染まるのか?

発色のしくみを現役美容師が解説させて頂きます♪

 

この記事でわかること
  • 髪の毛の構造
  • カラー剤の種類
  • 発色の仕組み
  • 髪の毛はどうやって染まるのか?

 

髪の毛の構造

パッと見1本1本にしか見えない髪の毛ですが、

髪の毛の断面図を見てみると、実は大きく3つの部分で構成されているんです。

 

イメージしやすいように例えてお伝えすると、海苔巻きのような状態になっています。

中心→中の具→メデュラ→空気を含んでいる

外側→ご飯粒→コルテックス→メラニン色素が含まれていてここが染まる

表面→海苔→キューティクル→表面を覆い、内部を防護する

といった感じで、
コルテックス(毛皮質)にはメラニン色素が含まれているので、

このメラニン色素の量によって髪の色が決まります

 

メラニン色素がなくなった髪が、白髪なんです!

髪の構造

 

カラー剤の種類

カラー剤には実は色々な種類があるんです!

ややこしいですが、簡単にまとめるとこんな感じです!

 

アルカリカラー→永久染毛剤→内部を染める

ヘアマニキュア・ヘナ→半永久染毛料→表面に色素が付着する

カラーリンス・カラートリートメント→化粧品→表面に軽く色素が付着する

ブリーチ→脱線剤→髪の色素を抜く

では、一つずつ説明していきますね!

 

アルカリカラー

カラーをされている方の中で、8・9割アルカリカラーなのではないでしょうか?

アルカリカラーは染毛力に優れていますが、カラー剤に含まれている成分が、

体質や皮膚の状態によってはかぶれの原因になります。

 

アルカリカラーをされている方が多いので、発色や染毛のメカニズムを一番詳しく解説していきますね!

 

どうやって染まるの? アルカリカラーの染毛メカニズム

アルカリカラーはまず、1剤・2剤と2種類の薬剤を混ぜて使用します

 
1剤には染料とアルカリ剤、2剤には酸化剤が含まれていて、2つの液が混ざり合うことで化学反応を起こし髪を染めます

 

ヘアカラーの主な成分

 

1. 塗布前の状態

1剤と2剤を混ぜた薬剤を髪に塗布します。

2. 毛髪の膨潤と染料の浸透

 

2. 毛髪の膨潤と染料の浸透

1剤に含まれているアルカリ剤が髪の表面のキューティクルを開き、薬剤を髪の内部まで浸透させていきます。(髪のがダメージしている人はキューティクルが開きやすいですよ!)

3. メラニンの脱色と染料の発色

 

3. メラニンの脱色と染料の発色
4. 染料の定着

浸透したヘアカラー剤は酸化剤の作用によって髪のご飯粒にある部分のメラニン色素を分解し、脱色。

そこに染料が過酸化水素水とアルカリ剤の反応で発生した酸素と結びつき、酸化することによって色を発色させます。

 

簡潔にお伝えすると!

髪を一度明るく(脱色)してから、染めたい色を入れている(発色)!というイメージですね!

4. 染料の定着

発色した染料の分子は髪の毛の内部に入り込み、時間を置くことで元の分子の大きさよりもくっつきあって大きくなるという性質があるので、キューティクルの隙間から出られなくなり、カラー剤が髪に定着するというわけです。

 

逆に!髪の毛がダメージしている人はキューティクルが開きやすいので、カラーの色素もキューティクルが開くことによって抜けてしまいやすいです!

ヘアマニキュア・ヘナ・カラートリートメント・カラーリンス

薬剤にアルカリ剤が入っていないので、黒色の髪を明るくすることはできません

 

表面に色素を付着させて髪の毛を染めるので、シャンプー、汗や雨などで色落ちしやすい(色持ちは2~4週間)のが特徴です。カラーを施術する時に、薬剤が皮膚についてしまうと、落としにくいことがあります。

 

ですが、メリットとしては頭皮につけない&薬剤の成分上かぶれや髪のダメージなどはあまりないのも特徴です

 

そして、カラートリートメントやカラーリンスは毎日使っていてジワジワと色が付着していくので、マニキュアやヘナよりも落ちやすいのが特徴です。

※メーカーにもよります!

 

ヘアマニキュア、カラーリンス、カラートリートメントの染毛メカニズム

ヘアマニキュアたヘナは表面のキューティクル部分に色素が付着し染毛します。

カラーリンス、カラートリートメントの場合は、リンスやトリートメントとして使用していくうちに、色素が髪の表層部に徐々に浸透・蓄積し、髪を染めていきます。

ブリーチ

ブリーチは、髪の色素であるメラニンを分解して脱色します。

髪の毛をかなり明るくしたい場合(ハイトーン)や、色味がはっきりとしてる髪の色にしたい場合に使用します。

 

ブリーチは髪の毛のメラニンをかなり分解させてしまうので、ブリーチをするならヘアケアはかなり頑張らないといけません!

 

ブリーチ 脱色剤・脱染剤のメカニズム

髪の毛内部のメラニンと、染毛によって髪の毛の中に定着した色素を分解して脱色します。

ブリーチは色を抜くだけなので、説明はこれで終わりです!

 

以上!少々マニアックな内容でしたが、

髪の毛とカラー剤の密接な関係をご理解いただけましたか?

美容師は勉強熱心なんですよ!笑

今回の内容は、どれだけキューティクルや髪の毛の働きが大切かがわかりますね!

髪の毛はもともと死んでいる細胞なので、今後もしっかりといたわってケアしてあげましょう♪

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ママ美容師ありさ
 
美容師であり、1歳児を子育て中のママ美容師です!
ご自宅でできるヘアケア方法や人から褒められる髪型や似合わせについて発信しております♪

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