美容師として働いているのですが、
この度新しい命を授かりました。
美容師の妊娠中の働き方について気になります。
こんにちは!
オキラク美容師ありさです!
美容師歴13年目。
一歳児を子育て中のママ美容師です!
妊娠中の美容師の働き方
気になりますよね。
今回は私の体験談もふまえながら記事を書いていきます!
この記事を読めば
美容師が妊娠した時の働き方・過ごし方がわかります!
美容師が妊娠した時の働き方
この度はご懐妊おめでとうございます!!!!!!
お腹で赤ちゃんを育てながらのサロンワーク、毎日お疲れ様です。
毎日、とても頑張られていることと思います。
もう既に周りの方には伝えられていますか?
周りにお話しできたり、相談できる方はいますか?
デリケートな内容ですし、周りに経験者の方がいないと、あまり相談する機会もなかったりすると思います。
私もなかなか相談できずに、当時は色々調べたりしていました。
今回は、現役ママ美容師として働く私が、美容師が妊娠した時の働き方について、
経験や体験談をもとにお伝えできることをブログに書いていきますね。
妊娠中、あまり無理をしないように
美容師は基本的に体育会系の職業ですよね。
技術を修得したり、成績を伸ばすためにいろいろな分野で勉強し、努力され、男性と同じように仕事をこなしてきて、
とにかく突っ走ってきた方が多いと思います。
先輩ママ美容師の中には「出産ギリギリまで働いた」という話もよく耳にしますが、
サロンの環境によってもまた大変具合が違いますよね。
シャンプーを自分でほとんどしなくて良いサロンと、毎回自分でしなければいけないサロンの場合とでも「どのくらいギリギリまで働けるか」が、違いますよね。
妊婦さんで過ごす日々も身体的にも負担があるのに、美容師としての仕事は、さらに負担がかかるのも事実です。
あまり周りの何気ない言葉を気にして無理しながら仕事をするのではなく、
自分の体調優先で、過ごしてくださいね。
では、美容師妊婦さんが、仕事で負担が大きいといえる理由としては大きくわけて2つあります。
立ち仕事
美容師は基本的に立ち仕事です。お客様から見られるお仕事なので、施術中以外でも座ることが難しかったり、座ることがいけないことのように刷り込まれている部分って実際ありますよね。ですが、立っていることは想像以上に体力を使います。
妊婦さんには負担があり、立ち仕事は切迫流産のリスクも高めます。
お客様商売
お客様商売なので、接客していて喜びを感じる時もありますが、
お腹が痛くてちょっと休みたいな・つわりで気持ち悪くてお話できる余裕ないな・お腹が張ってきたから座りたいな。
と、思うタイミングがあると思います。
休みたいタイミングで休憩をとることも難しいですよね。
いつでも元気で明るい接客を心がけたいですが、妊娠中はなかなか大変な時があります。
妊娠中の美容師に向いた働き方とは?
妊娠中は体調が変化しやすく、今まで気合で乗り切っていたことも、
気合だけではどうにもならなかったりします。
比較的朝は元気だけど、夕方に向かうにつれて気分が悪くなってくる。
逆に寝起きや午前中が気分が悪い時が多い。など、妊婦さんの体調は一人ひとり違います。
日によっても体調の違いがあると思います。
美容師の平均的なタイムスケジュールを作ってみました。
営業時間だけでも10時間以上立ち続けていることになります。
このような事情を踏まえると、妊娠中の勤務形態を一度経営者に確認してみるのも
アリだと思います。
お客様を担当していない時間帯は椅子などに座れないサロンがほとんどだと思いますが、おなかが張ってきたり休みたい時は椅子に座って休んでよいか、
予め聞いておくと、オフィシャルに休んでよいことになるので、
『座りたいな・座っちゃダメかな』などと変に無理する事が無くなると思います。
私は自分が好きな時に休めるように新たにこちらのスツールを買って、カット中以外のタイミングでも座っていました。
マイ椅子にしていたので遠慮することなく尚更座りやすかったです♪
私は営業時間の時短勤務はしなかったですが、妊娠を期に時短勤務にした方も実際に知っています。
時短勤務にしない場合でも、
私は営業後は実際に体調も悪かったことから練習会への参加は辞めました。
無理して練習会に参加して、翌日に疲れを持ちこすのではなく、練習会に参加せずにゆっくりと休んで、翌日出勤出来るように休めるときに休んでいました。
妊娠初期~安定期までの働き方
安定期に入るまでは、身体への負担は極力避けるようにしましょう。
安定期に入るまで、なかなか身近なスタッフにも妊娠したことを言いにくいかもしれませんが、体調が悪くなったり日常の業務で負担がある時もあるので、伝えておくと助かり頼りやすくいと思います。
その分感謝の気持ちは常に伝えましょう!!
上記のような点に注意をして、他のスタッフたちにもサポートしてもらいながら働くと負担が軽減されます。
妊娠初期は特にお腹が大きくないからこそ、助けてほしい時に言いにくかったりします。
ですが、私は妊娠初期のつわりなどで辛い時こそSOSを出した方が良いと思っています。
周りは、妊婦さんであってもお腹が大きくないからこそ気付かないことが多いです。
なので、助けてほしいときは自分で伝えていかないと、相手には伝わりにくいです。
周りに経験者の先輩がいれば気にかけてもらいやすいですが、そうでもないとなかなか気付か無いものです。
とにかく無理は禁物!電車通勤が辛い時には出勤時間を少し遅くしてもらう、退勤時間を少し早くしてもらう、などのシフト調整をしてもらいましょう。
「他のスタッフに妊娠の報告をするのは、安定期に入ってからが良いな…」という場合には、シフト作成を担当している店長や責任者のオーナーにだけは早めに伝えておくと良いですね。
妊娠後期の働き方
安定期を過ぎると、つわりは収まる方が多いです。ですがこれも個人差があるので妊娠ギリギリまでつわりが続いていたという方も実際におられます。
ですが、妊娠後期になるとお腹の大きさが目立ってきます。
お腹が大きくなるにつれて体が重くなり足も疲れやすくなり呼吸も大変になってきます。
安定期に入ったら他のスタッフやお客様への報告も済ませ、産休に向けて仕事を調整していきましょう。
安定期とはいえ、無理に予約を詰め込みすぎたり休憩を取らずに働き続けたりすると身体に大きな負担がかかります。お腹の張りを感じたときや足がつかれた時には休憩を取り、長時間立ちっぱなしで作業をすることのないようにしましょう。
妊娠中には体調に波が出てくるもの。パーマやカラーの施術時、今までは平気だった薬剤のにおいが気になったり、手荒れが生じてしまうケースがあります。これは妊娠中の体調の変化やつわりが影響しているかも。そんな時にはマスクや手袋を着用し、身体への負担を抑えるようにしましょう。
妊娠中の美容師はいつまで働き続けられる?産休はいつから?
妊娠中は身体を温め、なるべく体力を消耗しないようにして体調の変化にも特に気を付ける必要があります。しかし、妊娠が発覚し長く仕事を休むことに抵抗があるなどと、できるだけギリギリまで働きたいと考える美容師も多いです。
実際私はお腹が大きいことによる勤務時の負担や、疲れやすくなっていることから
妊娠8ヶ月ごろから「もう既に産休に入りたい」と感じていました。
国で定められている産休は
労働基準法では、産前休業は出産予定日の6週間前から、産後休業は出産の翌日から8週間まで取れると決まっています。
また双子など多胎妊娠の場合はもう少し前、予定日の14週間前から産休を取得できます。
結構ギリギリまで働かなきゃいけ無いんだな〜と感じながら仕事していました。
これを基準に、有給を使ってもっと早くからお休みする妊婦さんもいるし、
個人で開業されている方は体調を見ながらもっと仕事をしている人もいます。
(その場合でも1日1人までと決めていた人が多いようです)
妊娠中の美容師が働きやすいサロン環境とは
美容師の仕事は妊婦さんにとっては負担となる作業や、薬剤の取り扱いなどに配慮が必要なケースがあります。妊娠後もできるだけ長くサロンで働き続けたい場合、周囲の協力や理解が必要になるでしょう。
妊娠時に特に配慮が必要なのは「シャンプー」の業務。
アンケートによると65.2%の人が「シャンプーがつらかった」と回答しています。
なるべく椅子に座って作業を行ったり、カットやブロー時にはお客様の椅子を高くして、あまりかがまないようにするなどの工夫が必要です。
また、においで気分が悪くなったのは「パーマ液」が78.6%と最も多く、次いで「カラーリング剤」が67.9%でした。手袋やマスクを着用することはもちろん、辛い作業は他のスタッフに代わってもらうようにしていきましょう。
身体への負担からお客様への施術が少し困難だと感じるような時には、比較的負担の少ない受付や事務作業、周りの美容師の施術準備を担当するなど、周囲と相談して働き方を変えていきましょう。
妊娠時、産休育休に入るまでにすべきこと
出産が近づくと出産休暇に入ることになり、その後そのまま育児休暇に入ることも多いはず。長い間お休みをするに当たって、お休みに入る前までに必ずしておきたいことがいくつかあります。漏れなく準備をして、スムーズにお休みに入ることができるようにしましょう。
お客様への挨拶
安定期に入ったら、いつもサロンに来てくれてお世話になっているお客様には、なるべく口頭で産休のご報告をするようにしましょう。長期間になるお休みの報告をいきなりメールなどの文面で行うと、「いつも仲良くしていたつもりだったのに…」とお客様を悲しい気持ちにさせてしまうことも。
どうしても都合が合わず、お休みに入るまでに会うことができないと分かった方にのみメールやハガキでご報告をするようにしましょう。
口頭ではなくメールやハガキでのご報告の場合にも、失礼のないように丁寧な文章作成を心掛けたいですね。以下の例文を参考に、遅くともお休みに入る1か月前までにはご連絡をするようにしましょう。
体調をみながら、無理のない範囲で働いて!
美容師の仕事は妊娠中は身体への負担が大きいので、無理をしない範囲で働くようにしてくださいね。
いつまで働くかについては、体調によって大きく個人差が生まれます。とくに体調面で問題がなければ、妊娠後期まで働くことができるかもしれません。しかし体調が悪い場合には無理は禁物です。遠慮する事なく早めに産休を取るようにしましょう。いつまで働けるか判断が付かず悩んでいるという方は、医師に相談しながら決めるのが良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
今まで第一線に立って美容師を続けられてきた皆様には、体調が悪かったりで思うように働けないことに、複雑な気持ちになることがあるかもしれませんが、お腹の中にいる赤ちゃんを守れるのは、母であるあなただけです。
周りの声は気にせず、休むときは休む。出来るところだけを一生懸命する。
お腹で赤ちゃんを育てているだけ、十分に素晴らしいです。
何かあれば是非またブログを覗きにきてくださいね。
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