産後の抜け毛で前髪が薄い　対処法　

　

　

この記事を読めば、

産後の抜け毛で薄くなった前髪の原因・対策・対処法がわかります！

　

まずはじめに

毎日育児に家事、本当にお疲れ様です。

赤ちゃんを育てるというのは本当にすごいことで、その月齢、月齢で出てくる悩みもたくさんありますよね。

　

産後は体調の変化を感じるだけでなく、産後３、4カ月ほどたつと抜け毛も多くなりやすい時期です。

　

抜け毛が増えることで、このまま髪の毛生えてこなかったらどうしよう・・・(´;ω;｀)

と感じる方も多いと思います(美容師である私も心配になりました・・・)

　

この記事では、特に前髪が薄くなったと感じている人に向けて、7つの原因や対策方法を詳しく解説していきます！

　

　

産後の抜け毛とは

産後の抜け毛とは、出産後に経験する抜け毛のことで、88％のママが経験したといわれています。

　

抜け毛の量や場所は人によって個人差があり、シャンプー時や髪をとかした時にまとまって抜けます。

　

その中でも、ふと鏡を見ると

• 前髪の地肌が見えるようになった
• 前髪の量がかなり少なくなった

と、感じる人が多いです。

　

　

産後の抜け毛いつから気になる

産後の抜け毛は、産後2～3ヵ月後に気になり始め、1年くらいで落ち着くのが一般的です。

　

ですが、抜け毛が気になる時期は人それぞれで、大きな個人差があります。

中には数ヵ月で落ち着く人もいれば、1年以上経ってやっと落ち着く人もいます。

　

　

　

　

産後の抜け毛7つの原因

　

女性ホルモンの分泌が乱れている

産後は女性ホルモンの分泌が乱れて抜け毛を引き起こします。

　

髪の毛には、髪の毛が生えてから抜けるまでのサイクルがあり、

• 髪が成長する→成長期
• 髪の成長が止まる→退行期
• 髪が抜け落ちる→休止期

があります。

　

妊娠すると女性ホルモンが増加することで、髪は成長期を維持するので髪の毛はあまり抜けません。

　

ところが、産後は女性ホルモンが急激に減少するため、髪は一気に退行期へと進みます。

　

　

髪に必要な栄養が不足している

産後は赤ちゃんのお世話や家事で精いっぱいになり、食生活が乱れてしまう人も多いですよね。

　

正直寝る暇もない、日中は赤ちゃんをずっと抱っこして終わった、

抱っこしながらソファで寄りかかって寝ていた・・・

　

という状況だとなかなか食生活までは気が回らないですよね。

　

ですが、食生活が偏ると、髪に必要な栄養が不足してしまいます。

　

　

生活の変化

育児が始まると今までの生活から急激に変化し、ストレスがかかります。

　

初めての出産であれば慣れない育児でストレスを感じますし、上の子がいれば上の子の面倒も見なければなりません。

　

我が子がかわいいのはもちろんなのですが、

新生児のお世話で睡眠不足になったり、なかなか自分の時間がとれなかったりと、ストレスになることもあります。

　

ヘアケアがおろそかになる

産後は自由に使える時間がほとんどないため、自分のヘアケアもおろそかになりがちです。

　

ご主人の帰りが遅かったり、日々ワンオペで周囲に頼れる人がいない場合は、毎日髪を洗うことも難しくなります。

　

ざっと簡単に入浴する時間はできても、ゆっくり髪を洗う余裕がなければ、洗い残しなどで頭皮を健やかに保てなくなることもあります。

　

ヘアケアがおろそかになることで頭皮環境が悪化することも抜け毛の原因です。

ドライヤーで髪の毛を乾かす時間がない・ほとんど自然乾燥になってしまっている

なども、抜け毛の原因になります。

　

産後のダイエット

産後は妊娠前とは体型が変わってしまうことが多く、早く元の体型に戻そうと過度なダイエットを始める人もいます。

　

しかし、産後のダイエットによる過度な食事制限などは、栄養不足に直結するため無理に行ってはいけません。

　

過度なダイエットが原因で抜け毛の時期が長引くケースもあるため注意が必要です。

高齢出産である

高齢出産も産後の抜け毛の原因となります。

　

高齢出産になると産後の回復までに時間がかかる傾向がある上に、加齢による抜け毛が出てくる時期と重なることがあります。

　

2種類の抜け毛の時期が重なり、産後の抜け毛が長引くことも珍しくありません。

　

タバコを吸っている

タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があります。

　

血管が収縮されると、全身に酸素や栄養を運ぶ役割のある血液がすみずみまで行き渡りません。

すると当然頭皮にも必要な栄養が行き届かなくなるため、抜け毛を誘発してしまいます。

　

　

産後の抜け毛対策6つの方法

産後の抜け毛は、生活習慣や抜け毛対策のアイテムを使用することで対策できます。

　

バランスのよい食事を心がける

産後は食事をするのもままならないことがあるため、手軽に食べられるパンやお菓子で済ませたくなるかもしれません。

　

しかし、産後の抜け毛対策にはさまざまな栄養素をバランスよく摂取することが大切です。

バランスのよい食事を心がけることで、抜け毛対策はもちろん、母乳育児をしている場合は赤ちゃんの健やかな健康のためにもなります。

　

良質な睡眠をとる

髪の成長に必要な成長ホルモンの多くは睡眠中に分泌されるため、しっかり睡眠をとることが産後の抜け毛対策になります。

　

睡眠時間は1日6時間以上が理想ですが、まとまった睡眠時間がとれなくても、

赤ちゃんが眠り始めたら一緒に眠るなどして、少しでも体を休ませましょう。

　

　

リラックスする時間をつくる

ストレスがたまるとホルモンバランスが乱れたり、頭皮の血行が悪くなったりして、抜け毛を進行させてしまう可能性があります。

　

リラックスする時間をつくり、ストレスを軽減させることも大切です。

「日光を浴びる」「好きな音楽を流す」「アロマを焚く」など自分は何でリフレッシュできるのか考えてみましょう♪

　

可能であれば旦那さんや周囲の人にお願いして、短時間でも1人で過ごせると嬉しいですね。

　

軽い運動を習慣にする

ストレッチやウォーキングなど、軽めの運動を毎日行うこともおすすめです。

　

血流がよくなるだけでなく、ストレス解消にもつながります。

ウォーキングが難しい場合は、軽いストレッチだけでもいいですね。

　

　

赤ちゃんの寝つきがよくなるように、抱っこ紐やベビーカーでの日中のお散歩もとてもおすすめです◎

　

ただ歩いても良いですが、

・大股で歩いたり

・深呼吸を意識したりするだけでも充実度が違います♪

　

　

シャンプーを替える

産後はホルモンバランスの影響により、肌が敏感になることがあります。

　

これまで平気だったシャンプーが合わないと感じたら、刺激の少ないシャンプーに替えましょう。

　

薬局で販売されているシャンプー剤は基本的に洗浄力が高く、また補修力はあまりないので、頭皮が乾燥したり髪の毛がバサバサになり易いです。

　

絶対ダメ!”という訳ではありませんが、あまりお勧めはしないです。

　

　

女性用の育毛剤を使う

女性用の育毛剤を使うことも、産後の抜け毛対策になります。

頭皮のことを考えてつくられた育毛剤で頭皮環境を整えながら、頭皮に必要な栄養を届けることも効果的です。

　

育毛剤はすぐに実感できるものではないため、少なくとも6ヵ月は続けることがポイントです。

　

　

前髪の薄毛をカバーする方法

抜け毛対策を行ったからといって、すぐに改善するわけではありません。

前髪の薄毛をカバーできる方法を紹介していきます！

ターバンやカチューシャ、帽子を活用する

前髪の薄毛を手軽にカバーできるのが、

季節を問わず着用できて、おしゃれアイテムにもなる

ターバン・カチューシャ・帽子・バンダナです。

　

種類やデザインが豊富なので、コーディネートを楽しみながら気になる薄毛をカバーできます。

　

私も家の中ではつけていませんでしたが、外出する時はこんな感じでつけていました♪

　

ヘアスプレーやワックスで固めておさえる

生えかけてきた中途半端な長さの髪は立ちやすく、飛び出してきやすいですよね。

気になる場合は、ヘアスプレーやワックスを活用するのがおすすめです。

　

クシにハードタイプのヘアスプレーを吹きかけ、前髪をとかすと飛び出していた髪を寝かせて目立たなくできます。

大きめのブラシよりも、薄いコームを使用したほうがきれいに仕上がります。

まとめ髪用のワックスで前髪を固定することも可能です。

　

前髪を厚めに作る

前髪を厚めに作ると、下ろした前髪の重さで飛び出している短い髪を抑えられます。

厚めの前髪にすると幼い印象になってしまうという場合は、左右どちらかに流しましょう。

　

似合わせについては別記事で書きますね！

まとめ

産後の抜け毛は、個人差はあるものの多くの女性が直面する悩みです。

産後特有の女性ホルモンの乱れやストレス、生活習慣などが原因で、ほとんどは一時的な抜け毛なので心配はいりません。

とはいえ、生活習慣を意識したり育毛剤を利用したりして、長引かないようしっかりケアすることが大切です♪